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「過給機仕様の壁は280km/hか!?」RSパンテーラのGR86改スーパーチャージャー仕様が記録に挑む!

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普段乗りのセットアップのまま最高速テストを実施

外径の大きな40扁平チョイスが新記録の鍵

NA仕様の際にはライトなチューニング内容ながら、限られたパワーを生かすタイヤ選択などでGR86&BRZ最高速トライアルの最速記録をマークした“RSパンテーラ”。それだけに、今回持ち込んだGTスーパーチャージャー仕様においても、好記録への期待は高まる。

このGR86は最廉価のRCグレードがベース。代表の佐藤さんが日常の足として使用している通勤快速仕様だ。

心臓部のFA24エンジンは、HKSのGT2-7040Lスーパーチャージャーキットを組み込んだボルトオン過給機仕様となる。出力を制限するリストリクターを撤去し、オリジナルECUによる綿密な制御で350psオーバーを発揮させているのが特徴だ。

エキゾースト環境は、上流からHKSのエキマニ→メタルキャタライザー→HKSハイパワースペックLIIマフラーという車検対応のレイアウトを構築。

エレガントなBBS-LM(FR8.5J+45)は佐藤代表の好みで選択。タイヤはアドバンネオバAD09(FR235/40R18)で、リヤに40扁平を履かせて外径アップしているのがトピック。これは、ハイギヤード効果を狙ったアプローチだ。

車高調はHKSハイパーマックスR(F9kg/mm R10kg/mm)で、ブレーキはGRモノブロックキットを投入。

シートはレカロ製のフルバケSP-Gをセットするが、それ以外はノーマル状態をキープ。最もベーシックなRCグレードなので、簡素なインテリアとなる。

高速周回路で行った最高速テスト(ドライバー:稲田大二郎)では、GR86&BRZとしては驚異的な274.59km/hをマーク。RSパンテーラがNAチューン時代にマークした最高速は245.69km/h。そこから20km/h以上のスピードアップは、スーパーチャージャー化によるパワーアップの恩恵と言えるだろう。

この結果を受けて、製作者のRSパンテーラ佐藤代表は「理想としてはあと100psは欲しいけど、足グルマでこの結果には満足してます。ECUセッティングを始めとして、まだまだ勉強して詰められるところも多くありますので、さらに記録の向上を目指していきます。目指せ280km/hですね」と語ってくれた。

街乗りからサーキット、そして最高速トライアルまで対応するこのGR86は、今後も更なる好記録を我々に見せつけてくれるはずだ。

「「過給機仕様の壁は280km/hか!?」RSパンテーラのGR86改スーパーチャージャー仕様が記録に挑む!」の1枚めの画像

●取材協力:RSパンテーラ(佐藤商会)  静岡県富士宮市北山5220-2 TEL:0544-58-4837

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【関連リンク】
RSパンテーラ
http://www.rspantera.com


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